阪神２軍　秋山が１１８球で今季初完投　井上は９試合連続安打＆２試合連続マルチ

　「ウエスタン、くふうハヤテ３－９阪神」（２２日、ちゅ～るスタジアム清水）

　阪神は大量得点を守り切り、降雨コールドの末に連敗をストップ。３点を追う二回、ノイジーの四球に遠藤の中前打で続いて一挙７得点。相手先発の乱れもあってしっかり得点に結びつけた。

　先発の秋山は８回８安打３失点で今季３勝目を挙げた。初回に３ランを浴びたが、天候に左右されることなく１１８球の熱投で今季初完投を果たした。

　打線は好調を維持している井上が二回満塁から三塁への適時打を放って９試合連続安打をマーク。六回１死にも左翼線への二塁打を放ち２試合連続のマルチ安打とした。２１日の同戦に続き２安打３打点と躍動した。ノイジーは強い当たりで２安打２打点と全打席出塁した。

　和田２軍監督の一問一答は以下の通り。

　－先発の秋山が今季最長を投げ切った。

　「まあまあ、初回３ランを食らってからの二回からの修正力というところで、２回の表に７点取って状況的には楽な状況になってるんだけど。それを差し引いてもしっかり初回の甘い高いっていうところ、ホームランを打たれてしまったけど、その後の修正力っていうところはやっぱり他のピッチャーにもね、球が速いだけじゃないよっていうところは見せてくれたし。コントロールと緩急で打たして取る投球を二回以降はできたと思う中で、やっぱり初回の３点ていうのは非常に大きいんでね。今日はたまたま向こうのピッチャーが崩れてくれたからすぐ早い回でひっくり返されたけど、やっぱりあの不用意な一発っていうのは気を付けていかないと。秋山だけじゃなくてこれは全部のピッチャーに言えるけどね。１点はいいけどね、やっぱり初回の３点っていうのはかなり攻撃陣の方も負担になってくるんでね。そこら辺のところ、細心の注意は払ってるんだろうけど、誰でも立ち上がりっていうのはきついからやっぱり注意していかないといけない場面だっていうね」

　－今日投げる回数などは制限なく。

　「制限なくっていうか球数が少ないからあそこまでいけたっていうところだね」

　－二回は四球を選んで得点につなげた。

　「少ない安打でね、そこにはやっぱり選球眼というのがね。そんなにヒットって続くもんじゃないし、やっぱフォアボールを絡めた、今日はこっちが選んだっていうより向こうが崩れた点ではあるんだけど、そういう時ももちろんあるんでね。やっぱりそこでボール球に手を出し始めると、自分のバッティングも崩れてくし。見るところはしっかり見てね。その中でストライクゾーンを積極的に打っていくっていう。そういうところは今日できたところ」

　－井上は良い状態。

　「うん。いや広大は先週あたりからずっといい状態をキープしてるんで。現状に満足しないでね、もっともっと打ちまくってほしいよね」

　－ノイジーも状態が上がってきている。

　「そうだね。状態的には上がってきてるっていうか。ノイジーなんかね、そこら辺のピッチャーだったらもっともっとガンガン打たないといけない立場の選手なんで。ヒットがどうのこうのじゃなくて、われわれはスイングを見てるからね。やっぱり結果うんぬんじゃなくて、スイングとか打球とか。そういうものは徐々に上がってきてるのは確かだね」

　－明日の先発は。

　「及川」