<全国高校野球選手権:関東第一2-1神村学園>◇21日◇準決勝◇甲子園関東第一(東東京)が試合終盤にひっくり返し、夏は初となる決勝進出を決めた。5回までフェアゾーンに打球が飛んだのは中飛の1本のみで、6回までノーヒット。苦しい展開の中、1点…

<全国高校野球選手権:関東第一2-1神村学園>◇21日◇準決勝◇甲子園

関東第一(東東京)が試合終盤にひっくり返し、夏は初となる決勝進出を決めた。

5回までフェアゾーンに打球が飛んだのは中飛の1本のみで、6回までノーヒット。苦しい展開の中、1点を追う7回に先頭の越後駿祐内野手(2年)がチーム初安打となる中前打で出塁。犠打で1死二塁とすると、7番熊谷俊乃介捕手(3年)が右翼線に二塁打を放ち、同点に追いついた。

熊谷は右翼手の失策で三塁まで進み、1死三塁に。8番市川歩内野手(3年)が二塁へのゴロを打つと、前進守備の二塁手がこれを捕球できず(記録は失策)、熊谷が勝ち越しのホームを踏んだ。

投げては甲子園初登板の大後武尊投手(3年)が5回1失点と試合を作り、6回からはエースの坂井遼投手(3年)がリリーフ。140キロ台後半の力強い直球を主体に神村学園打線を抑え込んだ。

関東第一は87年春に甲子園で決勝進出しているものの、夏は初めての決勝進出となる。東東京勢としては95年に優勝した帝京以来、29年ぶりの決勝進出となる。