イタリア・ミラノで7月に開かれた剣道の世界選手権個人戦で、和歌山県白浜町の末永真理さん(35)が、銀メダルを獲得した。末永さんは帰国後の今月9日に県庁を訪れて、岸本周平知事に入賞を報告し、「海外の選手に目標としてもらえる選手になりたいと改…
イタリア・ミラノで7月に開かれた剣道の世界選手権個人戦で、和歌山県白浜町の末永真理さん(35)が、銀メダルを獲得した。末永さんは帰国後の今月9日に県庁を訪れて、岸本周平知事に入賞を報告し、「海外の選手に目標としてもらえる選手になりたいと改めて思った」と語った。
個人戦女子決勝は日本選手同士の対戦となり、近藤美洸さん(警視庁)に延長で惜しくも敗れた。末永さんは「多くの人に感動してもらえる試合がしたいと思っていた。優勝が一番の目標だったが、自分なりに精いっぱいできた」と話した。
6年ぶりに開催された世界選手権で日本は男女で団体優勝。個人戦も上位を独占した。「日本代表はチームワークが良く、一人ひとりが自分の役割を果たせた」という。
一方で、韓国やカナダなど上位に進出した国々が力を付けてきているとも感じたという。
現地では海外の人たちの日本剣道へのあこがれや注目度の高さを実感した。今月末にはオーストラリアへ行き、女性剣士たちを指導するという。
次の目標は、11月3日に東京・日本武道館で開かれる全日本女子選手権だ。今年から男女合同での開催となり、注目度が高まることが予想される。末永さんは「優勝することが目標」と語った。(伊藤秀樹)