「ドジャース-マリナーズ」(19日、ロサンゼルス) 大谷翔平、山本由伸両選手が所属するドジャースが内野手補強のために7月末に契約したニック・アーメド内野手をメジャー40人枠から外し、新人のアンディ・パヘス外野手を3Aへ降格した。試合前にロ…

 「ドジャース-マリナーズ」(19日、ロサンゼルス)

 大谷翔平、山本由伸両選手が所属するドジャースが内野手補強のために7月末に契約したニック・アーメド内野手をメジャー40人枠から外し、新人のアンディ・パヘス外野手を3Aへ降格した。試合前にロバーツ監督が明かした。負傷者リスト入りしていたマックス・マンシー内野手とトミー・エドマン外野手の戦列復帰に伴い、26人のベンチ枠を空けるため。アーメドは事実上の戦力外扱い。また、控え捕手のオースティン・バーンズは前日の試合でファウルボールを左足親指に受けて骨折し、10日間の負傷者リスト入りしたことも明かした。

 ダイヤモンドバックス時代の18.19年にゴールドグラブ賞を獲得しているアーメドはジャイアンツを戦力外になった後、7月24日にドジャースと契約。左手死球骨折のベッツの代役、ロハスが右腕痛により負傷者リスト入りしたため、新たな遊撃手として起用された。新天地では17試合に出場し、打率・229、1本塁打、2打点、OPS・537の成績を残した。

 中堅を本職とし、二遊間も守ることができるエドマンの復帰により、3A降格となったパヘスはここまで98試合、打率・246、9本塁打、36打点、OPS・693。外野陣がけがや不振で手薄になったため、4月16日に3Aからメジャー初昇格した。一時は打率3割をキープし、打線の中軸を担ったが、6月下旬から打撃成績は下り坂。直近30試合は打率・212、1本塁打、13打点、OPS・611と振るわず、中堅の守備でも飛球の目測を誤るなど、精彩を欠いていた。指揮官は9月1日のベンチ枠拡大に伴い、メジャー再昇格の可能性を示唆した。

 マンシーは右脇腹痛のため5月15日のジャイアンツ戦を最後に長期離脱。メジャー9年目の今季は40試合、打率・223、9本塁打、28打点、OPS・798をマークしていた。この日のマリナーズ戦では三塁で復帰する。

 エドマンは7月末のトレード期限前に三角トレードでカージナルスから移籍。開幕前に骨折手術した右手首が完治しておらず、トレード後もリハビリを継続していた。この日は中堅で今季初めて出場する。

 同内野手は昨年3月のWBCでは韓国代表で出場。昨季は137試合に出場し、打率・248、13本塁打、47打点、OPS・705だった。