「DeNA1-11巨人」(17日、横浜スタジアム) 巨人が2桁15安打11得点の猛攻でDeNAに大勝を飾った。先発の井上が先制打を含む2打席連続のタイムリー内野安打。投げては6回4安打1失点の粘投で6勝目(4敗)を手にした。 二回、井上の…

 「DeNA1-11巨人」(17日、横浜スタジアム)

 巨人が2桁15安打11得点の猛攻でDeNAに大勝を飾った。先発の井上が先制打を含む2打席連続のタイムリー内野安打。投げては6回4安打1失点の粘投で6勝目(4敗)を手にした。

 二回、井上の投手強襲内野安打で先制すると、三回だ。1死走者なしでモンテスが打席に立ち左前打でチャンスメークした。1打席目のスライダーに続き、145キロの直球をミート。ここから岡本和、大城卓、坂本の4連打で2点を追加。井上も2打席連続の適時内野安打で続き、この回一挙に5点のリードを奪った。

 初登板から4連勝中だった石田裕を最短3回6失点でKO。モンテスは五回に変則右腕・中川楓から右前打を放ち、岡本和が「ギリギリでしたが切れずに、ホームランになってくれてよかったです」と、ダメ押しの18号2ランでつないだ。

 井上は序盤から大量リードに守られながら気持ちの入った投球。6回まで散発の4安打と強力打線に仕事をさせなかった。「立ち上がりからストレートが良く、低めに投げられました。ただ、後半にストレートが浮いてきたのが反省点です。(タイムリーについて)前の試合まで、ずっとチャンスで打てていなかったので、何とか前に飛ばそうとくらいついていきました」と、振り返った。

 横浜スタジアムでは4連勝。今季の対戦成績は12勝5敗と好相性を誇る。首位・広島がヤクルトに敗れ、再びゲーム差0の2位に接近。阪神はデーゲームで中日に引き分け、4・5差に開いた。シーズンは残り35試合。セ・リーグは歴史的な混戦が続いている。