<ソフトバンク2-5ロッテ>◇17日◇みずほペイペイドーム被安打2本で負けた。首位独走のソフトバンクがミスに泣き、ロッテに逆転負けした。2-2の同点で迎えた8回だった。この回から3番手で藤井を投入。先頭の1番高部を二ゴロに抑えるも、二塁の牧…

<ソフトバンク2-5ロッテ>◇17日◇みずほペイペイドーム

被安打2本で負けた。首位独走のソフトバンクがミスに泣き、ロッテに逆転負けした。

2-2の同点で迎えた8回だった。この回から3番手で藤井を投入。先頭の1番高部を二ゴロに抑えるも、二塁の牧原大がファンブル。その後、四球、挟殺プレーのミス、申告敬遠と2死満塁のピンチを招く。最後はポランコに走者一掃の適時二塁打を浴びた。真ん中直球を痛打され、中堅手の川村の頭上を越えていった。

小久保裕紀監督(52)は終盤に凡ミスが出ての敗戦に「そりゃあ、その通りですね。あと1人まではいきましたけど」と淡々と振り返った。

中5日で先発したスチュワートも、四球から自滅した。2-0の2回1死からポランコに四球を与え、続く中村奨に同点2ランを被弾。四球後の初球、真ん中高め直球を左翼席へ運ばれた。6回を1安打に封じるも、計5四死球に手痛い1発を浴び「四死球が多くなってしまい、良い流れをチームに持ってこれなかったことは反省点です」と肩を落とした。

打線も初回に幸先良く2点を先制するも、2回以降は2安打に抑え込まれた。来日初先発で15年のサイ・ヤング賞左腕、ロッテ・カイケルを前に沈黙した。小久保監督は「初回はうまく対応してね。2回からやっぱり修正して、丁寧に低めに集めるスタイルは途中から感じましたね」と脱帽した。

勝てば対ロッテのシーズン勝ち越しが決まる試合だったが、お預けに。それでも2位の日本ハムが敗れ、優勝マジックは1減ってM25となった。「まあまあ、明日頑張ります」と指揮官。Vロードを突っ走る小久保ホークスに、気落ちムードはない。気持ちを切り替え、9連戦の最終日を白星で締めくくる。【佐藤究】