「全国高校野球選手権・3回戦、智弁学園6-3小松大谷」(17日、甲子園球場) 智弁学園が逆転勝ちで、阪神・前川らを擁した2021年以来となる8強進出を果たした。 キーポイントは4点リードの八回だった。12奪三振をマークしていたエース左腕の…

 「全国高校野球選手権・3回戦、智弁学園6-3小松大谷」(17日、甲子園球場)

 智弁学園が逆転勝ちで、阪神・前川らを擁した2021年以来となる8強進出を果たした。

 キーポイントは4点リードの八回だった。12奪三振をマークしていたエース左腕の田近からスイッチ。ここから一人一殺継投を敢行。3番手の北村は四球で1死満塁としたが、走者をかえさなかった。さらにここから田中を投球し、2球でピンチを切り抜けた。

 三回には左翼の中道が邪飛を捕球し、二塁走者が飛び出しているところを見逃さず、二塁へ送球して併殺に。相手の隙を逃さない好プレーもゲームの流れを呼ぶ要因となった。

 小坂監督は「小松大谷さんの圧がすごかった」と振り返り、「しんどいですね。見ててしんどかったんですけど、最後は田中の経験が出たんじゃないかなと思います」。その上で「八回に1、2点取られるとしんどい。本当に田中がよく抑えてくれた」と語り、「小松大谷さんの応援がすごくて、逆にリズムを作っていた」とも明かしていた。