「ブルワーズ6-4ドジャース」(15日、ミルウォーキー) ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、5打数1安打だった。五回に11打席ぶりの安打を放った。チームは3点ビハインドから一度は逆転に成功したが、再逆転されて2連敗を喫し…

「ブルワーズ6-4ドジャース」(15日、ミルウォーキー)

 ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、5打数1安打だった。五回に11打席ぶりの安打を放った。チームは3点ビハインドから一度は逆転に成功したが、再逆転されて2連敗を喫した。ナ・リーグ西地区首位の座を守っているが、この日試合のなかった2位のパドレスとダイヤモンドバックスとの差は2ゲームとなった。

 大谷は初対戦の右腕マイヤーズに対し、初回の打席は左飛。カウント2-2から143キロの外角カットボールを打ち上げた。  3-2の三回は一ゴロ。初球、低めのカットボールを打ったが、ボールの上を叩いた。

 前日の試合で5打席無安打(四球含む)だった大谷。11打席ぶりの快音は五回の打席だ。カウント2-2と追い込まれながら外角低めカットボールをバットの先で捉えて右前へ運んだ。1死から暴投で二進。勝ち越し点のチャンスが生まれたが、後続が倒れて、塁上で孤立した。

 三回以降は両軍無得点。均衡を破ったのは9番K・ヘルナンデスだ。3-3の六回2死一、三塁の好機に代わったばかりの右腕ペゲーロから右前適時打を放って勝ち越し点を奪った。

 大谷はなおも2死一、二塁の追加点のチャンスで打席に立ったが、初球、低めのシンカーをバットの先で打って中飛。次の1本が出なかった。

 2点ビハインドの九回2死の打席は抑えのウィリアムズに対し、フルカウントから7球目、154キロ直球を捉えることができず、空振り三振に倒れた。

 大谷は前日の試合で4戦ぶりの無安打だったが、2盗塁を記録して35盗塁。本塁打と合わせ、球団史上2人目の「35本塁打・35盗塁」を史上2番目の速さとなる118試合目で達成。「40・40」を射程圏内にとらえている。

 ドジャースの先発フラーティが初回に3点を失ったが、二回以降を1安打無失点に抑え、5回3失点で降板。六回には逆転に成功したが、1点リードの八回から登板したハドソンが3失点の大誤算。逆転負けを喫し、4連戦を2勝2敗とした。