パリ五輪サッカー男子代表でベルギー1部シントトロイデンに新加入したGK小久保玲央ブライアン(23)が14日、同じく新加入の日本代表DF谷口彰悟(33)とともにオンラインで入団会見を行った。 五輪では1次リーグで3戦連続無失点に抑えるなど好…

 パリ五輪サッカー男子代表でベルギー1部シントトロイデンに新加入したGK小久保玲央ブライアン(23)が14日、同じく新加入の日本代表DF谷口彰悟(33)とともにオンラインで入団会見を行った。

 五輪では1次リーグで3戦連続無失点に抑えるなど好セーブを連発し、“国防ブライアン”と評された身長193センチの大型GKは「A代表は自分の夢。五輪の前から自分はずっとA代表を目指してきたので、しっかりこのクラブで活躍して、(W杯アジア最終予選のある)9月、10月のA代表の活動に選ばれたいなと強く思っています」と、クラブでの活躍と早期A代表入りへの決意を示した。

 昨シーズンまで在籍したベンフィカではトップチーム登録で試合に帯同する機会もあったが、なかなか出場機会には恵まれなかったこともあり、「自分はしっかり試合に出られる、ステップアップするということを考えていたので、オファーをもらった時はうれしかったですし、自分の環境を変えないといけないと思っていたので」と、今回のオファーで移籍を決断した。

 新天地で迎える新シーズンに向けて「なかなか1シーズン通して試合に出続けるチャンスはなかったので、まずは練習で監督にプレーを見せて、試合に出続けられるようにしたい」と前を見据えた。

 同クラブの立石敬之CEOも「ここ数年間は日本人GKで戦ってきた。二人とも活躍をして、代表に入ってくれましたし、現地でも評価の高いGKになってくれた。小久保選手も二人の代表選手に負けないポテンシャルを持っていると思いますので、試合経験を積んで、新しい守護神になってもらいたい」と、GKシュミット・ダニエル(32)=ヘント=、GK鈴木彩艶(21)=パルマ=のように、同クラブに在籍していたA代表GKの系譜を継いでいくことを期待した。