「巨人4-0阪神」(14日、東京ドーム) 巨人の浅野が四回に先制の1号満塁弾を放った。今季の初安打が価値あるグランドスラムだ。 2死満塁で迎えた第2打席。及川の浮いた変化球に泳ぎながらもきれいにバットの芯でとらえると、打球は左翼席に飛び込…

 「巨人4-0阪神」(14日、東京ドーム)

 巨人の浅野が四回に先制の1号満塁弾を放った。今季の初安打が価値あるグランドスラムだ。

 2死満塁で迎えた第2打席。及川の浮いた変化球に泳ぎながらもきれいにバットの芯でとらえると、打球は左翼席に飛び込んだ。スタンドインを見届けると浅野はガッツポーズ。大きな先制弾となった。「先輩方が繫いで、繫いで回してくれたチャンスだったので、絶対に点に繋げるんだと臨みました。最高です」とコメントした。

 スタンドは大歓声に包まれ、ダイヤモンドをまわる背番号51に大きな拍手が降り注いだ。浅野の本塁打はプロ入り2本目で満塁弾は初。今季はここまでノーヒットと苦しみながらも、阿部監督がスタメンに抜てき。期待に応え、指揮官も笑顔で拍手だ。

 五回表の守備に就く際には、スタンドから特大の浅野コールがわき起こった。東京ドームでも初本塁打となり、本拠地の大歓声に深々と頭を下げた浅野。喜びをにじませていた。

 チームは戸郷が2試合連続の完封勝利で浅野がたたき出した4点を守り切り2カード連続の勝ち越しを果たした。