<レイズ2-3アストロズ>◇13日(日本時間14日)◇トロピカーナフィールドアストロズ菊池雄星投手(33)が13日(日本時間14日)、敵地レイズ戦に先発し、6回途中1失点と好投し、6勝目(9敗)を挙げた。2回2死から連打に味方の拙守が重なり…

<レイズ2-3アストロズ>◇13日(日本時間14日)◇トロピカーナフィールド

アストロズ菊池雄星投手(33)が13日(日本時間14日)、敵地レイズ戦に先発し、6回途中1失点と好投し、6勝目(9敗)を挙げた。2回2死から連打に味方の拙守が重なり、1点を先制されたものの、その後は無失点。6回途中、リードを保ち、92球で救援陣にバトンを託した。

7月下旬のア軍移籍後は、3戦で2勝。コーチ陣との話し合いを経て、ブルージェイズ時代の配球を見直し、工夫を凝らした。「(右打者への)外からのスライダーが効果的だった。(ア軍は)打線、守備、走塁もすきがないチームなので、1失点でも少なく、試合をつくっていくのが僕の役割」と、冷静に投球を振り返った。

マリナーズ時代は、宿敵だったとはいえ、常にプレーオフ進出圏内を争うア軍での緊迫した登板は、メジャー6年目の菊池にとっても貴重な機会。「1試合1試合、大事になる中で野球ができるのは選手冥利(みょうり)につきる」。1点差で逃げ切ったア軍は7連勝。古巣マ軍との熾烈(しれつ)な首位争いの中、快投を続ける菊池の姿に、充実感がのぞいた。