<全国高校野球選手権:小松大谷3-0大阪桐蔭>◇14日◇2回戦2年ぶり出場の大阪桐蔭が小松大谷(石川)に完封負けを喫し、2回戦で姿を消した。完封負けは夏の甲子園50試合目にして初めての屈辱となった。最速151キロ右腕の森陽樹(はるき)投手(…

<全国高校野球選手権:小松大谷3-0大阪桐蔭>◇14日◇2回戦

2年ぶり出場の大阪桐蔭が小松大谷(石川)に完封負けを喫し、2回戦で姿を消した。完封負けは夏の甲子園50試合目にして初めての屈辱となった。

最速151キロ右腕の森陽樹(はるき)投手(2年)が先発し、最速149キロの直球を中心の投球で毎回走者を許しながらも6回まで無失点に抑え込んだ。

しかし、7回1死一、二塁のピンチを招き、相手2番が一塁へのゴロを放って併殺を狙ったが、二塁で送球を受けた遊撃の宮本楽久内野手(2年)が一塁へ悪送球した間に1点を失い、なおも2死三塁から3番田西称内野手(2年)に中前適時打を許して、さらに1点を加点された。

8回からはエースナンバーを背負う平嶋桂知(かいち)投手(3年)が今大会初登板。2死三塁から8番西川大智投手(3年)に一塁と投手への間に転がるボテボテのゴロを打たれ、平嶋が捕球するも一塁ベースが空いて内野安打となり、3点目を失った。

打撃の反撃は及ばなかった。27個中13個がフライアウトで、小松大谷の西川大智投手(3年)を打ちあぐね、チャンスをつくることができなかった。報徳学園(兵庫)、智弁和歌山に続いて、関西を代表する強豪校が大会前半で次々敗退する波乱となった。

西谷浩一監督(54)は「先発の森が非常に頑張って投げてくれていましたので。何とか勝ちに結びつけてやりたかったんですが、『しぶとく粘り強く』をモットーにやってきましたけども、最後そこ力及ばず。残念というか無念です」と悔やんだ。

◆石川対大阪 石川県勢は大阪府勢に夏の大会で5戦5敗だったが、6度目の対戦で初勝利。春は石川の2勝4敗。