「ブルワーズ2-7ドジャース」(13日、ミルウォーキー) ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、5打数1安打1打点。1点リードの三回に2試合連発となる37号ソロで貴重な追加点を挙げ、チームの5連勝に貢献した。8月11戦5発…

 「ブルワーズ2-7ドジャース」(13日、ミルウォーキー)

 ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、5打数1安打1打点。1点リードの三回に2試合連発となる37号ソロで貴重な追加点を挙げ、チームの5連勝に貢献した。8月11戦5発でナ・リーグ本塁打王争いは2位オズナ(ブレーブス)に2差をつけ、2年連続キングに向かって加速。チームは4本塁打の一発攻勢で今季最多の貯金22、MLB最高タイの勝率・592(71勝49敗)。

 大谷は21、22年にソフトバンクでプレーした右腕レイに対し、初回の打席は中飛。初球の外角直球を積極的に打ったが、高く打ち上げた。

 “確信歩き”で打球の行方を見届けたのは1点リードの三回の打席だ。ワンボールから甘く入った142キロスプリットを完璧に捉え、右中間2階席へ飛距離126メートルのアーチを架けた。右翼手がすぐに追うのをやめる豪快弾で敵地をどよめかせた。  この日のドジャース打線は二回にスミスの16号ソロで先制。大谷の一発で追加点を挙げると、四回にはラックスとパヘスにも2ランが飛び出し、6点をリードした。

 大谷は四回の第3打席で空振り三振。1ボールから4球連続ファウルで粘りを見せたが、最後は外角ワンバウンドになるスイーパーにバットは空を切った。

 六回1死一塁の打席は三ゴロ。2ボールから外角低めカットボール、高め直球のストライクを見送ってカウント2-2とし、内寄り低め148キロシンカーを打ってゴロ。右へ寄るシフトで三遊間に位置した三塁手がノーステップで送球した。

 5点リードの八回2死二塁の得点機は空振り三振。3番手右腕ミアーズの初球、低めカーブを空振りし、外角低め156キロ直球ストライクを見送ってカウント0-2。最後は高めの156キロ直球を空振りした。

 残り42試合。大谷は年間49本塁打&44盗塁ペースとしており、史上6人目の「40・40」に向かってまた一歩前進した。  ドジャースは先発ストーンが5回3安打1失点で自身初の2桁勝利となる10勝目(5敗)。6月26日のホワイトソックス戦で完封勝利して以来、約2カ月7登板ぶりの白星を手にした。