「日本ハム0-6ロッテ」(13日、エスコンフィールド) 力投で勝ち切った。ロッテは先発の小島和哉投手が、105球を投げて8回3安打無失点。チームを2位に浮上させ「チームのみんなも大事な試合だと分かっていた。1人でも多く投げられるようにと。…

 「日本ハム0-6ロッテ」(13日、エスコンフィールド)

 力投で勝ち切った。ロッテは先発の小島和哉投手が、105球を投げて8回3安打無失点。チームを2位に浮上させ「チームのみんなも大事な試合だと分かっていた。1人でも多く投げられるようにと。初回から力感ない強い真っすぐが投げられていた」と、手応えを得た。

 テンポの良い投球で、三回まで二塁を踏ませなかった。この日一番の勝負どころとなった2-0の四回には、失策と四球で1死一、二塁としたが、後続を打ち取り無失点。「(援護をもらった直後に)粘れて流れをつくれて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 7月19日の日本ハム戦では七回まで無安打無失点に抑えていたものの、八回にソロ弾を許すと、九回にもソロ弾を浴びて敗戦投手となった。その教訓も生かし「日本ハム打線はボール先行の時に思い切りがいい。最悪フォアボールでもいいと思いながら投げられていたのが良かった」と割り切って挑んでいた。これでチームトップタイの8勝目。「勝てて良かった」。エースが腕を振り、首位への差を詰める。