<巨人-阪神>◇13日◇東京ドーム巨人OBの川口和久氏(65)が始球式に登場した。現役時の背番号25に身を包み、マウンドへ。ノーワインドアップで捕手小林のミットに投じた。だが、ワンバウンドとなり苦笑い。「野球の一番高いところに立ってるんで。…

<巨人-阪神>◇13日◇東京ドーム

巨人OBの川口和久氏(65)が始球式に登場した。現役時の背番号25に身を包み、マウンドへ。ノーワインドアップで捕手小林のミットに投じた。だが、ワンバウンドとなり苦笑い。「野球の一番高いところに立ってるんで。そこからいつもファンの皆さんを見ながら野球はやってましたけど、今回は見る余裕がなかったです。(小林)誠司が捕ってくれたんですけど、ストライク投げたかったですけど、ワンバウンドで。それでも、ちゃんと捕ってくれてうれしかったです」。

試合前には、阿部監督とも言葉を交わした。チームは現在、首位広島を1ゲーム差で追っている。「本当に、いいチームを作って。これからが大変なんでね。どんどん結束していかないといけないですし。8月、9月の戦いが。しっかり貯金をつくって、ラストスパートというのが一番大事だと思います」とエールを送った。

この日は「とっとり星空舞ナイター」として開催された。川口氏は現在、郷里の鳥取に戻り、農作業に従事。県のブランド米「星空舞(ほしぞらまい)」を作っている。今年で3年目の収穫を迎える。「1年目は稲が倒れたりとか、いろんなことがあったんですけど、800キロぐらいは取れたんですかね。2年目は2500キロ。今年は6反やってるんで、多分3000キロ。もうちょっといきますね。4000キロはいかないかもしれないけど。(猛暑で)太陽の光が強かったりするんで、水の入れ替えをしっかりしてあげる。ちょっと生育が早い。これだけ暑いと」と、自然を相手にした苦労と収穫の喜びを語った。

星空舞については「冷めてからおいしいんですよ。だから、おにぎりにしたらすごくおいしい」とアピールしていた。