「巨人-阪神」(12日、東京ドーム) 一塁側ベンチには背番号「42」のユニホームが掲げられている。ここまで「3番・中堅」として活躍してきたヘルナンデスが、11日の中日戦(バンテリンドーム)で左手首を骨折し、この日出場選手登録を抹消。阿部監…

 「巨人-阪神」(12日、東京ドーム)

 一塁側ベンチには背番号「42」のユニホームが掲げられている。ここまで「3番・中堅」として活躍してきたヘルナンデスが、11日の中日戦(バンテリンドーム)で左手首を骨折し、この日出場選手登録を抹消。阿部監督も「俺の心も折れそう。それくらい痛いよ」と胸中を吐露していた。

 ヘルナンデスの途中加入からチームの勢いが加速。最近は41試合連続で3番に固定され、出場56試合で打率・294、8本塁打、30打点。10日には決勝の8号アーチを放つなど、不動の中堅として活躍が続いていた。過去には球団OBの松井秀喜氏が、ヤンキース時代に同様の負傷で手術。完治に4カ月を要したことなどからも、今季中に復帰できる可能性は低い。

 SNSでは「巨人がチーム一丸で戦おうという姿勢が伝わる」「ヘルナンデスの分も頑張って」「WBCの時の誠也みたいだな」「チームメートのこういう行動は見ていてなんかうれしい」「心温まるよね」といった反響が集まっている。