<全国高校野球選手権:明徳義塾7-0鳥取城北>◇12日◇2回戦明徳義塾(高地)が鳥取城北に快勝し3年ぶりの白星を挙げた。同校は広島商と並ぶ13位の春夏63勝目。馬淵史郎監督は55勝目を挙げ歴代3位の中村順司監督(PL学園)にあと3勝に迫った…

<全国高校野球選手権:明徳義塾7-0鳥取城北>◇12日◇2回戦

明徳義塾(高地)が鳥取城北に快勝し3年ぶりの白星を挙げた。同校は広島商と並ぶ13位の春夏63勝目。馬淵史郎監督は55勝目を挙げ歴代3位の中村順司監督(PL学園)にあと3勝に迫った。高知県勢は夏の甲子園100勝に到達した。

2年生左腕の池崎安侍朗(あんじろう)が100球未満で完封勝利を挙げる「マダックス」を達成した。最速は136キロもカーブで緩急を付け、クイックモーションで微妙にタイミングを外すなどクレバーな投球。内野陣も3併殺を奪うなど堅い守りで池崎をバックアップ。95球、5安打で完封した。

夏の甲子園でのマダックスは2019年に星稜・奥川恭伸(現ヤクルト)が1回戦の旭川大高戦で達成して以来5年ぶり。過去にはPL学園・桑田真澄、早実・荒木大輔らも達成している。

打線は1回、1死三塁から3番藤森海斗外野手(2年)の犠飛で先制。2回にも1点を加えると5回に3安打に3四死球、打者一巡の攻撃で3点を奪った。6回にも1点。7回には1年生捕手の里山楓馬の適時打で7点目を挙げた。

鳥取城北は完敗。12年ぶりの白星ならず。鳥取県勢は14年に八頭が1勝を挙げたが15年以降9大会連続で初戦敗退となった。