託児所は今回、初の試みとなった(C)Getty Images いよいよ閉幕したパリ五輪では選手たちの熱闘とともに選手村の問題も大きくクローズアップされた。 たびたび選手から不満の声が漏れたのは食事面だった。ビーガン食の割合を増やし、肉食が少…
託児所は今回、初の試みとなった(C)Getty Images
いよいよ閉幕したパリ五輪では選手たちの熱闘とともに選手村の問題も大きくクローズアップされた。
たびたび選手から不満の声が漏れたのは食事面だった。ビーガン食の割合を増やし、肉食が少なかったことでプレーにより多くのエネルギーを必要とする選手たちから不満が爆発。「控え目にいって最悪」「量も少ない」など、開幕当初から不穏な空気が漂った。
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また住環境においては「持続可能な大会」を掲げる中、床下冷房を選択。参加する国によっては自費でエアコンを設置するなど、様々な対応を強いられた。
過去の大会の整備環境と比べても、厳しさが伝わってくる中で、一方では特に女性アスリートから称賛を集めた施設がある。
それは選手村に整備された託児所だった。今大会では史上初の試みとして選手村内に託児所が設置、これは米国代表として過去最多のメダルを獲得したアリソン・フェリックスなどほかの女性アスリートが声をあげ、実現したことで知られる。
幼児メーカー「パンパース」との共同で設置された託児所の画像を五輪公式インスタグラムも「五輪選手村に赤ちゃんが? 選手村内の託児所で大会を通じて見られた光景」と文章を付け、このたび公開。同画像ではボールプールに入った赤ん坊を優しく見守る女性アスリートの2ショットが映し出されている。
この投稿には海外ファンの間からも「すごくいいアイデア!」「間違いなく素晴らしい」「(出場アスリートが)アスリートでいられるための可能性を示している」と競技と育児の両立に向け、背中を押していると絶賛されている。
今大会は「広く開かれた大会」もスローガンとなる中、今回の託児所のアイデアは次回ロス五輪でも継続するといわれている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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