「阪神4-0広島」(11日、京セラドーム大阪) 2021年11月6日のCSファーストS・巨人戦以来、1009日ぶりの1軍公式戦登板となった阪神先発・高橋が2021年10月21日・中日戦(甲子園)以来、1025日ぶりの白星をつかんだ。 球場…

 「阪神4-0広島」(11日、京セラドーム大阪)

 2021年11月6日のCSファーストS・巨人戦以来、1009日ぶりの1軍公式戦登板となった阪神先発・高橋が2021年10月21日・中日戦(甲子園)以来、1025日ぶりの白星をつかんだ。

 球場の大声援に両手を上げて応えた高橋は久しぶりに上がったお立ち台で、「また、こうやって勝つことができるとは思えないときもあったのでうれしいです」とはにかんだ笑顔を見せた。

 度重なるけがを乗り越えてつかんだ1勝。「うまくいかないこともたくさんあったんですけど、まわりの方の支えとか、ファンの人の声がたくさん聞こえたので。それに何としても応えたいと思ったやってきたので。今が本当に夢のようです」と感慨深げに振りかえった。

 立ち上がりから直球が走った。先頭・中村奨への初球は148キロ。最後はカットボールで空振りの三振を奪うと、続く野間は見逃し三振。小園には右前打を許したが、末包を145キロのストレートで空振り三振と、この回奪ったアウトは全て三振だった。

 四回には味方の拙守もあり、2死満塁のピンチを招いたが、代打・石原を空振り三振に抑えた。左腕は5回89球を投げ切り、4安打、7三振、無失点と見事に復活した。