女子マラソンは初出場の鈴木優花が自己記録を更新し、日本勢2大会連続入賞となる6位でフィニッシュした。「まずは感謝の気持ちを伝えたい。本当に楽しい五輪でした」 起伏の激しい「史上最難関」コースでもひるまなかった。大東大時代はきつい坂がある富…

 女子マラソンは初出場の鈴木優花が自己記録を更新し、日本勢2大会連続入賞となる6位でフィニッシュした。「まずは感謝の気持ちを伝えたい。本当に楽しい五輪でした」

 起伏の激しい「史上最難関」コースでもひるまなかった。大東大時代はきつい坂がある富士山女子駅伝を走った経験がある。この日も急勾配の坂がある28キロ付近でアフリカ勢らの先頭集団に食らいつき、30キロ以降は1桁順位で粘った。

 今年5月に足を痛め、2、3週間走れない時期があった。それでも、過去に五輪選手を育てた山下佐知子コーチから当時の思いなどを聞いて奮い立った。

 「わくわく感を味わいながら走れました」

 24歳はすっきりした表情で言った。(辻隆徳)