「全国高校野球選手権・1回戦、大社3-1報徳学園」(11日、甲子園球場) 2年連続センバツ準優勝で、V候補の報徳学園(兵庫)が大社(島根)に完封負けで初戦敗退となった。 今秋ドラフト1位候補で最速151キロ右腕の今朝丸は立ち上がりに失点。…

 「全国高校野球選手権・1回戦、大社3-1報徳学園」(11日、甲子園球場)

 2年連続センバツ準優勝で、V候補の報徳学園(兵庫)が大社(島根)に完封負けで初戦敗退となった。

 今秋ドラフト1位候補で最速151キロ右腕の今朝丸は立ち上がりに失点。初回1死から三塁内野安打で出塁を許すと、2死一、三塁のピンチを招き、5番の下条に先制の左前適時打を浴びた。さらに中継が乱れる間に、一塁走者の生還を許した。

 二回以降は1安打に封じ込んだ今朝丸だったが、七回は1死から4連打を許して3点目を失い、間木のマウンドを譲った。

 打線は大社の左腕・馬庭の前に六回までわずか2安打と沈黙。七回に連打から1死二、三塁の反撃機をつかむも、後続が倒れた。九回の反撃もあと一歩届かなかった。

 広島・小園を擁した2018年以来6年ぶりの夏の甲子園で、悲願の頂点を目指した報徳学園の戦いは初戦にしてついえた。