陸上男子1600メートルリレー決勝で、日本はアジア新記録の2分58秒33で6位入賞を果たした。 20年ぶりの決勝。8番手でバトンを受けたアンカー佐藤拳太郎は始めから飛ばした。予選はラップタイムが低調で「3人におんぶに抱っこだった。今日は僕…

 陸上男子1600メートルリレー決勝で、日本はアジア新記録の2分58秒33で6位入賞を果たした。

 20年ぶりの決勝。8番手でバトンを受けたアンカー佐藤拳太郎は始めから飛ばした。予選はラップタイムが低調で「3人におんぶに抱っこだった。今日は僕がメダルをあげるつもりだった」。最年長のリーダーが予選からタイムを0秒8縮めた。

 決勝前、日本は「2分58秒台前半でメダル争い」を目標としていた。タイムは狙い通りだったが、メダルラインは2分55秒台。大陸記録が複数出た高速レースで、世界は日本の想定を上回った。

 個人種目の400メートルで日本は3人全員が予選敗退だった。来年の世界選手権で悲願のメダル獲得へ、佐藤拳は言った。「こんなところで足踏みはできない。全員が個人でも43秒台のアジア記録を狙いたい」(加藤秀彬)