「日本ハム5-1西武」(10日、エスコンフィールド) まさかの逆転劇で日本ハムが9連戦初戦を飾った。わずか1安打に抑えられて迎えた1点を追う七回。四球安打、敵失でつかんだ1死満塁の好機。マルティネスが0-2から粘って四球を選び同点。代打・…

 「日本ハム5-1西武」(10日、エスコンフィールド)

 まさかの逆転劇で日本ハムが9連戦初戦を飾った。わずか1安打に抑えられて迎えた1点を追う七回。四球安打、敵失でつかんだ1死満塁の好機。マルティネスが0-2から粘って四球を選び同点。代打・野村が死球を受けて勝ち越し。連続押し出しでひっくり返した。

 右腕を突き上げた野村は「みんな打たないから、体を張って1点取ってきました」と笑いを誘う。新庄剛志監督(52)は「(マルティネスは)ホームランと一緒ぐらいの価値のフォアボール。あと野村君のガッツポーズ。かわいかった」と振り返った。

 「采配は八木コーチ、継投は建山コーチがしてくれたんで、僕は何もしとりましぇん」と言う。試合前に両コーチに依頼。その意図を「どういう考えを持っているか、采配を見ながら答え合わせをして。みんなで強くならないといけないチームなんで」と明かした。

 勝負の七回。八木打撃コーチは「そろそろチャンスが来るぞ」とハッパをかけ「ボールが続くとボール、ボールになりやすいからちょっと待とう」とアドバイスしたという。首脳陣も一枚岩で4連勝。100試合を終えて今季最多タイの貯金「9」とした。