◆パリ五輪 第16日 ▽ブレイキン(10日・コンコルド広場) パリ五輪の新競技ブレイキン男子・大能寛飛(おおの・ひろと、ダンサー名・HIRO10)が、4人1組で総当たりの1次リーグで3戦全敗を喫して予選敗退となった。 敗退が決まった中で迎え…

◆パリ五輪 第16日 ▽ブレイキン(10日・コンコルド広場)

 パリ五輪の新競技ブレイキン男子・大能寛飛(おおの・ひろと、ダンサー名・HIRO10)が、4人1組で総当たりの1次リーグで3戦全敗を喫して予選敗退となった。

 敗退が決まった中で迎えた第3試合の第2ラウンドでは、高速でのヘッドスピンを繰り出し、観衆を魅了。3―6で対戦相手のビクトーバーヌーデス・モンタルボ(同・VICTOR、米国)の勝利となったが、この結果に場内から大ブーイングが起こった。

 その後も会場を後にするHIRO10への拍手は鳴り止まず、おもわず涙。「めちゃくちゃ楽しくて、ここまでやってこられたのも皆さんのおかげだし、応援してくれたみんなのいろいろな気持ちを考えて、やっぱり涙が止まらなくなって。でも最後はすごい自分の大好きなブレイキンを見せられたので、すごい嬉しかったです」と涙ながらに語った。五輪の舞台について「もうなんかあっという間で、もう面白かったです。人生おもしれえす」と振り返った。