パリ・オリンピック(五輪)第16日の10日、飛び込みの男子高飛び込みで玉井陸斗(17)=JSS宝塚=が銀メダルを獲得した。 飛び込みの日本勢としては1920年アントワープ五輪に内田正練が出場して以来、史上初の五輪表彰台。100年以上にわた…

 パリ・オリンピック(五輪)第16日の10日、飛び込みの男子高飛び込みで玉井陸斗(17)=JSS宝塚=が銀メダルを獲得した。

 飛び込みの日本勢としては1920年アントワープ五輪に内田正練が出場して以来、史上初の五輪表彰台。100年以上にわたる日本飛び込み界の悲願を果たした。

 兵庫県出身で、現在は須磨学園高3年。3歳で水泳を始め、小学1年から飛び込みを始めた。

 数々の五輪選手を育てた馬淵崇英コーチのもとで力を伸ばし、12歳だった2019年4月、日本室内選手権を最年少で制した。

 21年東京五輪には14歳で出場し、7位。22年世界選手権では男子高飛び込みで日本勢初の銀メダルに輝いた。23年の世界選手権は試合中に腰を痛めながらも決勝進出を果たし、パリ五輪出場権を獲得していた。

 今大会は予選を2位、準決勝も3位で通過し、決勝に臨んだ。