◆テニス ナショナルバンク・オープン(9日・カナダ・モントリオール) 元世界ランキング4位で、パリ五輪代表の錦織圭(ユニクロ)が2回戦終了後の会見で、来年のトップ100復帰と全米欠場を明言した。2回戦で、復帰後、対戦相手としては最も世界ラン…

◆テニス ナショナルバンク・オープン(9日・カナダ・モントリオール)

 元世界ランキング4位で、パリ五輪代表の錦織圭(ユニクロ)が2回戦終了後の会見で、来年のトップ100復帰と全米欠場を明言した。2回戦で、復帰後、対戦相手としては最も世界ランクが高い同11位のチチパス(ギリシャ)にストレート勝ち。「この勝利とプレー、それと1回戦に勝てたのも、今後に向けて大きな助けになった」と、復活に向けた手応えをつかんだようだ。

 そして、「今年の全米には出場できない。PRはすべて使ってしまった」と、全米欠場と、救済措置による公傷世界ランキング48位を、使える大会数だけ全て使ったことを明かした。

 今後は、「チャレンジャー大会(ツアー下部大会)を主に回って、少しでも世界ランキングを上げていきたい。いい訳はできない」と、ツアー下部大会を主戦場に戦う覚悟を見せた。

 次戦は26日開幕のイタリア・コモで行われるチャレンジャーにエントリーしている。また、「アジアツアー」も楽しみにしていると、すでに出場を表明している9月25日に始まる木下グループ・ジャパンオープン(東京・有明)に加え、11月に国内で行われるチャレンジャー大会にも出場する可能性が出てきた。