日本体操協会は9日、業務執行役会議を開催。その後、報道陣に向けてブリーフィングを行い、宮田笙子(19)=順天堂大=の飲酒・喫煙発覚によるパリ五輪代表辞退問題を受け、来週以降の事実関係の確認と再発防止策の課題抽出を実施することを発表。それに…

 日本体操協会は9日、業務執行役会議を開催。その後、報道陣に向けてブリーフィングを行い、宮田笙子(19)=順天堂大=の飲酒・喫煙発覚によるパリ五輪代表辞退問題を受け、来週以降の事実関係の確認と再発防止策の課題抽出を実施することを発表。それにともなって上記を行う第三者機関を決定した。

 宮田は五輪代表辞退の一連の流れは7月15日、事前合宿地のモナコに内部から宮田の飲酒・喫煙に関する情報提供が強化本部にあり、16日に原田睦巳コーチが本人に確認。17日に帰国指示が出され、18日に羽田空港到着後、顧問弁護士、宮田の両親、原田コーチが同席する中、本人と協会が事実確認を行った。19日には日本体操協会が都内で緊急会見を開き、五輪出場を辞退したと発表した。

 第三者機関について同協会の藤田会長は「協会としては顧問弁護士の事務所はあるんですけど、そこは利益相反になりますので、それ以外の弁護士事務所にこの調整について依頼いたしました」と説明。具体的な内容については「来週以降に話を進めていく予定」とし、宮田の処分については「事実関係を確認した上でしかるべき対応を実施するというふうに考えております」と話した。