(第106回全国高校野球選手権大会1回戦 第4日〈10日〉の見どころ。丸数字は試合順) (1)中京大中京(愛知)―宮崎商 中京大中京は切れ目のない打線で、愛知大会6試合全てで6得点以上。神谷、岡部の1、2番に長打力がある。宮崎商は全5試合…

 (第106回全国高校野球選手権大会1回戦 第4日〈10日〉の見どころ。丸数字は試合順)

 (1)中京大中京(愛知)―宮崎商

 中京大中京は切れ目のない打線で、愛知大会6試合全てで6得点以上。神谷、岡部の1、2番に長打力がある。宮崎商は全5試合を3点差以内で勝ち上がるなど、接戦で崩れない。リードして右腕中村が締める継投パターンに持ち込めるか。

 (2)木更津総合(千葉)―神村学園(鹿児島)

 昨夏全国4強の主力が残る神村学園はチーム打率4割3厘。特に4番正林は高校日本代表候補にも選ばれる、全国屈指の強打者だ。木更津総合は右腕の千葉ら、投手陣が看板。激戦区の千葉大会を7試合5失点で勝ち抜いた力を見せたい。

 (3)聖カタリナ(愛媛)―岡山学芸館

 どちらの打線も選球眼に優れ、上位から下位までつながりがある。岡山学芸館は沖田、丹羽の両右腕の制球が良いため、聖カタリナは磨いてきた低く強いライナーを意識した打撃で積極的に振っていきたい。

 (4)掛川西(静岡)―日本航空(山梨)

 掛川西の投手陣は右横手の高橋を中心に6試合9失点。4失策の堅守にも支えられ、静岡大会は複数失点した回がなかった。日本航空は打率5割超でチームトップの4盗塁の3番金子優を中心に揺さぶって勝機を見いだしたい。