パリ五輪のバドミントン日本代表が9日、羽田空港で帰国会見を行った。五輪初出場で、女子ダブルスで銅メダルを獲得した「シダマツ」こと志田千陽、松山奈未(ともに再春館製薬所)組は、日本の暑さにびっくり。志田が「ここで過ごしていけるのか心配」と苦…

 パリ五輪のバドミントン日本代表が9日、羽田空港で帰国会見を行った。五輪初出場で、女子ダブルスで銅メダルを獲得した「シダマツ」こと志田千陽、松山奈未(ともに再春館製薬所)組は、日本の暑さにびっくり。志田が「ここで過ごしていけるのか心配」と苦笑いだ。

 準決勝では、対戦成績が五分だった中国ペアに敗れ、悔しさがつのった。松山は「中国ペアがどんどん強くなっていった。魔物だった」と、五輪の特別さを実感した。しかし、3位決定戦に勝ち、見事、銅メダルを獲得。志田は「悔しいけど、悔いは残らない」と、初めての五輪でやりきった。

 20日からは「凱旋試合」ともなる世界ツアー、ダイハツ・ジャパンオープン(横浜アリーナ)が控える。松山は「応援していただいた皆さんに、いいプレーを見てもらいたい」と、五輪以上の活躍を誓った。

 休む間もなく、ジャパンオープンの翌週には韓国オープン(木浦)が始まる。正直、休みたいところだが、規則上、出場義務があり、志田は「罰金を取られるので」と、連戦もやむなしだ。

 しかし、志田にとって、休養以上に、日本で後ろ髪を引かれるものがある。大ファンである乃木坂46のコンサートだ。乃木坂46は現在、「真夏の全国ツアー」真っ最中。最終公演が、9月2~4日に明治神宮野球場である。「それにはどうしても行きたかった。でも試合の方が大事ですね」と苦笑いだった。