第106回全国高校野球選手権(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、中京大中京は10日、宮崎商と第1試合(午前8時)で対戦する。中京大中京の高橋源一郎監督と宮崎商の橋口光朗監督に初戦の意気込みや、予想される展開を聞いた。――両校とも継投で…

 第106回全国高校野球選手権(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、中京大中京は10日、宮崎商と第1試合(午前8時)で対戦する。中京大中京の高橋源一郎監督と宮崎商の橋口光朗監督に初戦の意気込みや、予想される展開を聞いた。

――両校とも継投で勝ってきた。どう戦うか

 高橋 愛知大会では、決勝以外は早めの継投をした。甲子園の雰囲気もあると思うので、一人一人が力を出せるようにしたい。攻撃では、1打席目が重要。相手投手の特徴を頭に入れて打席に入る準備をしなくてはいけない。

 橋口 相手の特徴を見ながら、継投したい。攻撃では、投手に応じてウチらしい攻撃をしていきたい。

――相手校で警戒する選手は

 高橋 投手の小野君、中村君、上山君。打撃でも中村君、上山君が大会を通じてキーマンになっていたと思う。警戒したい。

 橋口 投手の中井君や2年生投手も警戒したい。打者では中軸の山田君、杉浦君など思い切りの良い打者が多いので対策したい。

――新基準の「低反発バット」対策は

 高橋 打席でしっかりバットを振ることが大事。低反発バットでも、しっかり振りにいくのが今年の中京のスタイルだ。

 橋口 飛距離は間違いなく落ちた。バットが変わり選手も戸惑いはあったが、何とか自分たちの攻撃やスイングをしようと取り組んできた。

――初戦の意気込みを

 高橋 先の事より目の前の一球に集中して、やってきた力を発揮できるようにさせてあげたい。

 橋口 子どもたちも初めての甲子園なので、楽しんでもらいたい。(敬称略)(渡辺杏果)