スポーツクライミング女子複合予選のリードで、野中生萌は51.1点の10位だった。前半のボルダーと合わせ計115.5点。決勝進出まで0.8点届かず、9位で敗退した。 ボルダー終了時点では7位。「気を抜かず、リードで実力以上を出したい」と意気…

 スポーツクライミング女子複合予選のリードで、野中生萌は51.1点の10位だった。前半のボルダーと合わせ計115.5点。決勝進出まで0.8点届かず、9位で敗退した。

 ボルダー終了時点では7位。「気を抜かず、リードで実力以上を出したい」と意気込んだが、この日は序盤から苦しい展開だった。途中で腕を休ませる余裕もなく、他国の選手も苦戦した中盤のホールドをつかみきれなかった。

 東京五輪は3種目で行われた複合で銀メダル。パリ五輪では形式が変わり、スピードを除く2種目になった。「スピードは苦手ではなかったのでチャレンジだった。そのスタートから考えると成長できた」

 次回の五輪について「分からないですけど、狙える可能性がある限りは行きたい」と語った。(加藤秀彬)