第106回全国高校野球選手権大会で、兵庫代表の報徳学園は大会5日目の第3試合(11日午後1時10分開始予定)の1回戦で、大社(たいしゃ)(島根)と対戦する。報徳学園の大角健二監督と大社の石飛文太監督に、意気込みや勝負のポイントを聞いた。(…

 第106回全国高校野球選手権大会で、兵庫代表の報徳学園は大会5日目の第3試合(11日午後1時10分開始予定)の1回戦で、大社(たいしゃ)(島根)と対戦する。報徳学園の大角健二監督と大社の石飛文太監督に、意気込みや勝負のポイントを聞いた。(森直由)

 ――今のチーム状態は

 大角 故障や体調不良の選手は誰もいない。非常に良い状態だ。

 石飛 非常にいい調整ができている。気持ちも充実している。

 ――相手チームをどう思うか

 大角 5月18日に練習試合をして、1―1の引き分けだったが、まとまりのあるチーム。しつこく嫌な野球をしてくる。

 石飛 全国レベルの優勝候補で、参考になるチーム。最高の舞台で報徳学園さんと対戦できるのは、光栄でしかない。

 ――理想の試合展開は

 大角 投手を中心にロースコアで粘って、中盤や終盤に勝負したい。

 石飛 全く想像していないが、七回か八回がポイントになると思う。

 ――自分のチームの鍵になる選手は

 大角 エースの今朝丸投手、間木投手ら、(5人の)投手陣には頑張ってほしい。

 石飛 4番の高梨選手、5番の下条選手が鍵になると思う。

 ――相手チームで特に要注意の選手は誰か

 大角 エースの馬庭投手、石原捕手のバッテリー。(打線では)特に1番で俊足の藤原選手は、しっかり抑えないといけない。

 石飛 うちは機動力のチームなので、相手バッテリーとの勝負になる。徳田捕手に注意したい。

 ――1―1だった5月18日の練習試合は、どんな内容だったのか

 大角 相手エースの馬庭投手に抑えられた。うちは左腕の伊藤投手、右腕の間木投手が投げた。

 石飛 うちは(1番の)藤原選手が本塁に生還してきたと思う。

 大角 藤原選手は本当にすごい。見たことがないくらい足が速い選手。

 石飛 本当に足が速い。取りあえず「(打球を)転がせ」と言っている。

 大角 藤原選手を目的に、複数のプロ野球のスカウトが(報徳学園で5月18日に行われた)練習試合を見に来ていた。

 ――最後に意気込みを

 大角 いつも通りの報徳学園の野球を初回から展開していきたい。

 石飛 うちはチャレンジャー。地域の方々の応援を力にして戦いたい。