ロハスの走塁妨害めぐり指揮官が退場「間違ったことはしなかった」【MLB】フィリーズ 9ー4 ドジャース(日本時間8日・ロサンゼルス) ドジャースは7日(日本時間8日)、本拠地・フィリーズ戦で不可解な判定を受けた。遊撃のミゲル・ロハス内野手の…

ロハスの走塁妨害めぐり指揮官が退場「間違ったことはしなかった」

【MLB】フィリーズ 9ー4 ドジャース(日本時間8日・ロサンゼルス)

 ドジャースは7日(日本時間8日)、本拠地・フィリーズ戦で不可解な判定を受けた。遊撃のミゲル・ロハス内野手の走塁妨害の判定をめぐって、デーブ・ロバーツ監督が猛抗議をして退場処分を受けた。試合後、ロハスも「自分が何も間違ったことをしていないのは分かっていた」と怒りを滲ませた。

 1点リードの6回無死二塁の場面だった。マーシュのバントをE・ヘルナンデスが三塁ベースカバーに入ったロハスに送球。二走ボームにタッチした。タイミングはアウトだったが、走塁妨害と判定された。ロハスは猛抗議したが、判定は覆らず。その後、ベンチを飛び出したロバーツ監督が猛抗議し、退場処分となった。

 退場を受けたロバーツ監督は試合後も怒りが収まっていない様子だった。張本人のロハスは「ルールがあるという理由だけで審判が英雄になるなんて思ってもいない。このルールは選手の安全のためにあるのだと思っていた」と自らの正当性を主張。「正しい判定ではなかった」とはっきりと述べた。

 さらに抗議についても説明。「残念だったのは、(審判に)説明を求めようとしたところ相手が私に向かって叫び始めた」と振り返った。その後も怒りは収まらず「ベースをブロックしようと一切していないときにこういう判定は決してされるべきではない。彼(審判)は、あのプレーを決めるのがどれだけ難しいか理解していない」と語気を強め「試合のある瞬間に関わりたかったのかなんだか」と皮肉を込めた。

 チームはその直後にシュワーバーの3ランなどで5失点を喫し逆転を許した。2連敗で地区2位のダイヤモンドバックス、同3位のパドレスとは3ゲーム差。「我々にしてみたらあれで試合の構成がすべて変わってしまったので悲しいことだ」と肩を落とした。(川村虎大 / Kodai Kawamura)