「ドジャース4-9フィリーズ」(7日、ロサンゼルス) 序盤の3点リードを守り切れずに逆転負け。ナ・リーグ頂上対決で連敗を喫したドジャースのロバーツ監督は試合後の記者会見で怒りをあらわにしながら「誤審だ。あれで試合が変わった」との言葉を繰り…

 「ドジャース4-9フィリーズ」(7日、ロサンゼルス)

 序盤の3点リードを守り切れずに逆転負け。ナ・リーグ頂上対決で連敗を喫したドジャースのロバーツ監督は試合後の記者会見で怒りをあらわにしながら「誤審だ。あれで試合が変わった」との言葉を繰り返した。判定についての説明やビデオ裁定を行わなかった審判団を厳しい口調で非難した。

 本拠地スタンドから大ブーイングが起こったのは、1点リードの六回の守備だ。無死二塁からマーシュのバント打球を処理した三塁K・ヘルナンデスが三塁ベースカバーへ走り込んだ遊撃ロハスへ送球。ロハスのグローブが走者の足に触れたかに見えたが、三塁塁審はロハスが二塁走者の走路を妨害したとしてセーフをコール。ロハスの猛抗議を見て、ベンチから飛び出した指揮官は三塁塁審に激しく詰め寄ると、退場を宣告された。直後に3番手でマウンドに上がったケリーが2四球、3ラン被弾と炎上。4点を追う苦しい展開となった。

 ロバーツ監督は不可解な判定を下した三塁塁審について「判定の説明をしようしなかった。あとでリプレーを見たが、彼はミスジャッジをした。審判に対してこの言葉を使うのは初めてかもしれない」と怒り心頭。「とんでもない誤審だ。彼らの仕事は難しいのは分かるが、あれで試合が変わった」と激しく非難した。また、走路妨害とみなされたロハスの一連のプレーについても「動きながらのプレーだった。彼はしっかりと脚を広げて(滑り込める空間をつくって)タッチをしていた」と力説した。

 この試合で大谷は5打数無安打。1点リードの二回無死一、二塁の場面は進塁打となる一ゴロ、5点ビハインドの九回1死一、二塁の得点機は三邪飛に倒れるなど、2試合連続ノーヒットだった。