第106回全国高校野球選手権大会の開会式が7日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、茨城代表・霞ケ浦の選手たちは茨城大会の優勝旗を掲げながら堂々と入場行進した。 今大会には、全国から49校が出場。興南(沖縄)を先頭に南から順に入場し、霞ケ…

 第106回全国高校野球選手権大会の開会式が7日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、茨城代表・霞ケ浦の選手たちは茨城大会の優勝旗を掲げながら堂々と入場行進した。

 今大会には、全国から49校が出場。興南(沖縄)を先頭に南から順に入場し、霞ケ浦の選手たちも39番目に登場した。

 優勝旗を掲げて行進した市川晟太主将(3年)は「大勢の観客がいて緊張したが、ワクワクもしながら歩くことができた。この緊張感に本番でのまれないようにしたい」と、式典後に話した。

 外野スタンドでは、ベンチ入り選手たちを補助するためチームに同行している3年生の部員やマネジャーたち13人も、開会式の様子を見守った。

 霞ケ浦の選手たちが一塁側外野の入場口からグラウンドに出てくると、精いっぱいの拍手を送っていた。

 マネジャーの丹保夕波(ゆうな)さん(3年)は「スタンドからの景色が最高だった。甲子園に来たんだと実感がわきました」と笑顔。植原七海さん(3年)は「試合まで日があるので、選手たちの気持ちが切れないようしっかり支えたい」と話した。

 チームは2日に宿舎がある大阪市に入り、近隣の練習場などを使って連日、調整を続けている。

 4日の組み合わせ抽選会で初戦の日程が決まってからは、本番を想定した試合形式の練習にも取り組んでいる。7日の開会式後も、大阪市内のグラウンドを借りて選手たちは2時間ほど汗を流した。高橋祐二監督(65)は「試合の感覚が薄れないよう本番に備えたい」と話した。(古庄暢)