第106回全国高校野球選手権大会の開会式が7日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)であった。木更津総合の選手20人は、千葉大会の優勝旗を持った川上泰輝主将(3年)を先頭に堂々と行進した。 この日に向け、5日の夜、宿舎の屋上で行進の練習をした。…

 第106回全国高校野球選手権大会の開会式が7日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)であった。木更津総合の選手20人は、千葉大会の優勝旗を持った川上泰輝主将(3年)を先頭に堂々と行進した。

 この日に向け、5日の夜、宿舎の屋上で行進の練習をした。川上主将は「行進の歩き方でチームの強さも出ると思う」。

 本番の行進では最後尾の本島敬大(2年)と中盤の小林倫太朗(3年)の声でリズムをつくる形にし、全員で息を合わせた。

 球場では昔のチームメートと約束の地で再会を果たし、言葉を交わす選手もいた。また、ユニホームを甲子園用に新調。生地が薄くなり、暑さ対策も万全だ。選手たちは「前よりも軽く、動きやすい。これも甲子園ですかね」と笑顔を見せた。

 次に甲子園を訪れるのは初戦の10日。「大阪での生活に慣れてきて、緩みが出る時期。練習で甘さが出て、悔しいプレーで3年間が終わるのは絶対に駄目。一つひとつのプレーをしっかりやっていきたい」と川上主将は決意を語った。

 この日の開会式には、2万2千人の観客が訪れた。(杉江隼)