【山梨】第106回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の開会式が7日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、日本航空の選手たちがはつらつと行進した。 「今日のテーマは日本一の行進」「いい顔して行進しよう」――。日本航空…

 【山梨】第106回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の開会式が7日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場であり、日本航空の選手たちがはつらつと行進した。

 「今日のテーマは日本一の行進」「いい顔して行進しよう」――。日本航空の選手らは開会式に向かうバスで、全部員用のLINEでやりとりし気持ちを高め合っていた。

 開会式で日本航空は31番目に入場した。大きな腕の動きはぴったりそろい、堂々とした行進。その姿を、学校関係者や保護者、ベンチ入りできなかった部員ら、約200人がスタンドから見守った。

 佐藤美文校長は「感無量。選手たちの背中が大きく見える」。ベンチ入りしなかった部員らもその雄姿に見入った。久保陽太(はるた)さん(3年)は「みんなかっこよかった」。菊地大煌(たいき)さん(3年)も「戦ういい表情をしていた。日本一になれるように応援する」。

 藤森友基主将(3年)は「いい行進ができた。これから始まるんだなぁと、わくわく感が大きい」。球場全体に響きわたる拍手の音で、甲子園を実感したという。

 「日本航空」のプラカードを手に先導したのは、西宮市立西宮高校の森明日香さん(2年)。選手たちとは「お願いします」と言葉を交わした程度といい、「もっと話したかった。初戦はスタンドに来て全力で応援します」と笑顔だった。(豊平森)