今年も甲子園の戦いが始まった。7日にあった第106回全国高校野球選手権の開会式に49の代表校が参加。山口県代表の南陽工も胸を張って行進した。 各代表校の入場は、沖縄県の興南を先頭に南から。南陽工は12番目だった。山口大会の優勝旗を持った丸…

 今年も甲子園の戦いが始まった。7日にあった第106回全国高校野球選手権の開会式に49の代表校が参加。山口県代表の南陽工も胸を張って行進した。

 各代表校の入場は、沖縄県の興南を先頭に南から。南陽工は12番目だった。山口大会の優勝旗を持った丸山想太主将(3年)を先頭に、登録された20人の選手が聖地のグラウンドを進んだ。

 「イチ、ニ、イチ、ニ」というかけ声で行進を整えたのは、重安陽登選手(2年)。いつも声が大きいから、とその役を任されたという。

 前日、いつもにも増して入念にスパイクを磨いたという丸山主将。3日の練習時と違って観客がスタンドに詰めかけ、「人の数が全然違って緊張感がありました」。9日の菰野との試合について、「いつも通り、自分たちの野球で粘り勝つ」と決意を述べた。今大会から導入された午前と夕方の2部制により、試合開始は午後5時の予定だ。

 南陽工のプラカードを持って先導したのは、兵庫県西宮市立の西宮高校の浅井菜那さん(2年)。「優勝目ざして精いっぱい頑張ってください」とエールを送った。(青瀬健)