◆明治安田J1リーグ▽第25節 横浜FM3―2札幌(7日、日産スタジアム) 北海道コンサドーレ札幌が3戦ぶりに黒星を喫した。アウェーで前半4分、横浜M戦に先制点を献上。同13分にMF浅野雄也(27)のゴールで追いつくも、同31分に勝ち越しを…

◆明治安田J1リーグ▽第25節 横浜FM3―2札幌(7日、日産スタジアム)

 北海道コンサドーレ札幌が3戦ぶりに黒星を喫した。アウェーで前半4分、横浜M戦に先制点を献上。同13分にMF浅野雄也(27)のゴールで追いつくも、同31分に勝ち越しを許した。2点差とされた後、1点を返すも2―3で敗れた。最下位からの脱出へ、今季初連勝で弾みをつけたかったが、勝ち点を手にすることはできなかった。

 アクシデントを乗り越えるべく、一丸となって戦った。3バック右で先発予定だったDF高尾瑠(27)が発熱などの影響で、急きょメンバー外に。大幅な布陣変更を余儀なくされたが、右ウィングバック(WB)に入ったMF近藤友喜(23)がサイドから再三好機をつくった。右WBから右シャドーに配置が変わった浅野が得点と、結果を出した。

 4―3で10試合ぶり勝利を手にした前節7月20日の浦和戦から、約3週間、試合がなかった。当初予定されていた同30日のスペイン1部・セビリアとの親善試合は流れ、大学生らとの練習試合でリーグ再開に備えざるを得なかった。その中でもミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)は「修正すべき点はしっかりと修正した」と生命線とする攻守の切り替えを再確認。少ないタッチでの攻撃に時間を割き、組織力を高めてきた。

 後半6分に追加点を許したが、7分後にMF菅大輝(25)の今季初得点で詰め寄り、その後は互角以上に渡り合った。白星は得られなかったが、このまま下位に沈み続けるチームではない―と思わせる戦いは、演じた。