(7日、全国高校野球選手権大会1回戦 健大高崎1―0英明) 英明のエース右腕清家(せいけ)準が、春の選抜王者を追い詰めた。8回10奪三振1失点で完投。ピンチを切り抜けるたびにほえ、「逆転できると信じていた」。 毎回走者を出しても粘った。速球…

(7日、全国高校野球選手権大会1回戦 健大高崎1―0英明)

 英明のエース右腕清家(せいけ)準が、春の選抜王者を追い詰めた。8回10奪三振1失点で完投。ピンチを切り抜けるたびにほえ、「逆転できると信じていた」。

 毎回走者を出しても粘った。速球は130キロ台だが、「どうすれば全国で抑えられるか考えてきた」。磨いてきたのは制球力と、鋭く曲がるカットボールだ。三回1死二、三塁のピンチは、このボールを左打者のひざもとに投げ、2連続で空振り三振を奪った。

 失点は左犠飛で二塁走者が一気に生還した1点のみ。チームの信条の「守り勝つ野球」を体現するような129球だったが、「自分がもっと抑えられたらよかった」。