第106回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の開会式が7日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)であった。49チーム中、24番目に登場した中京大中京の選手は、ブラスバンドの演奏に合わせて堂々と行進した。 杉浦正悦主将(3…

 第106回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の開会式が7日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)であった。49チーム中、24番目に登場した中京大中京の選手は、ブラスバンドの演奏に合わせて堂々と行進した。

 杉浦正悦主将(3年)は目の前のスタンドを埋めた観客を前に、ときめきを感じながら歩いた。「観客がいて気持ち良く、聖地だなと思った」

 プラカードを手に選手20人を先導したのは市立西宮高の嘉村瑞希さん(2年)。校内のオーディションで誘導係に選ばれた。中京大中京について「打率が良くて、体格も良く、強い印象があった」と話す。間近で見て、「全員かっこよかったです」という。

 この日は嘉村さんの両親や妹、祖父母らが観客席で見守っていた。家族には、ちゃんと歩けていたか聞きたい、という。そして「楽しかった」と伝えたい。

 初戦は大会第4日(10日)の第1試合(午前8時開始)で、宮崎商(宮崎)と対戦する。(渡辺杏果)