(22日 第106回全国高校野球選手権愛知大会5回戦 至学館8―3星城) 「チャンスの場面を任せてもらっているので思い切って打った」。5点リードで迎えた六回2死一、二塁、至学館の3番打者で主将のエガレバ・クリントン選手(3年)が放った打球は…

(22日 第106回全国高校野球選手権愛知大会5回戦 至学館8―3星城)

 「チャンスの場面を任せてもらっているので思い切って打った」。5点リードで迎えた六回2死一、二塁、至学館の3番打者で主将のエガレバ・クリントン選手(3年)が放った打球は右越えの適時二塁打に。この日、5打数4安打3打点の大活躍で星城を退けた。

 ナイジェリア人の父と日本人の母のもとに生まれた。至学館を選んだのは「愛知県内で有名な私学4強を倒すのに一番近いのはここだと思ったから」。2017年春の選抜大会に出場した姿などを見てあこがれを抱いた。

 鈴木健介監督はエガレバ選手を「行動で示すタイプの頼れる主将」という。次は準々決勝。チームを引っ張るエガレバ選手は「甲子園まであと3つ。強みの守備で流れを作って全員で勝っていきたい」。(川西めいこ)