【神奈川】相模原市の本村賢太郎市長は5日の定例会見で、スケートボードの屋内施設の建設などを検討するプロジェクトチーム(PT)をつくると発表した。 市内にはスケートボード施設として、パリ五輪の女子ストリートで金メダルに輝いた吉沢恋(ここ)選…

 【神奈川】相模原市の本村賢太郎市長は5日の定例会見で、スケートボードの屋内施設の建設などを検討するプロジェクトチーム(PT)をつくると発表した。

 市内にはスケートボード施設として、パリ五輪の女子ストリートで金メダルに輝いた吉沢恋(ここ)選手や男子ストリート4位入賞の白井空良(そら)選手らが集った小山公園(中央区)があり、昨年には初心者用の施設を麻溝公園(南区)に造った。しかし、全天候型の屋内施設はなく、有力選手たちは市外の民間施設で練習しているという。

 吉沢選手にちなんで「夢COCOプロジェクト」と名付けられ、副市長をトップに、施設建設のほか、吉沢選手の市民向け報告会、11月の市制70周年の式典への参加、金メダルの栄誉をたたえる表彰などを検討する。

 市は行財政構造改革を掲げ、南市民ホールや市営のアイススケート施設「銀河アリーナ」の廃止を決めるなど、ハコモノのリストラを進めている。市では屋内施設には相応のニーズや競技人口の増加も必要とみており、年内をめどに方向を決める。

 本村市長は「五輪前の壮行会の後、相模原にも屋内施設がほしいという話を吉沢さんから聞いたのがきっかけ。まずは検討してみよう、ということだ」と話した。(三木一哉)