「全国高校野球選手権・開会式」(7日、甲子園球場) 第106回全国高校野球選手権の開会式が行われ、出場全49校が行進した。 選手宣誓は智弁和歌山・辻旭陽外野手(3年)が務めた。甲子園100周年のことにも触れ、堂々とした宣誓に球場に詰めかけ…

 「全国高校野球選手権・開会式」(7日、甲子園球場)

 第106回全国高校野球選手権の開会式が行われ、出場全49校が行進した。

 選手宣誓は智弁和歌山・辻旭陽外野手(3年)が務めた。甲子園100周年のことにも触れ、堂々とした宣誓に球場に詰めかけた多くのファンが称賛の拍手を送った。

 選手宣誓の全文は以下の通り。

 「僕たちには、夢があります。ここ甲子園で、日本一になることです。

 100年前、この地に甲子園球場が誕生し、それ以来、全国の球児はここでプレーすることを夢見てきました。多くの偉大なプレーヤーたちも、その思いは同じでした。青春の全てをかけて、ユニホームを真っ黒にしながら、ひたむきに白球を追いかける先輩たちの姿は、見る人たちを感動させ、いつしか、ここ、甲子園は聖地と呼ばれるようになりました。あれから、ちょうど100年たった今、僕たちはここに立っています。

 僕たちには、夢があります。この先の100年も、ここ、甲子園が、聖地であり続けること。そして、僕たち球児の、憧れの地であり続けることです。

 『努力したとしても、報われるとは限らない。しかし、努力しなければ、報われることはない』。この言葉に励まされ、僕は、ここに立つことができました。そして、これからもこの言葉を胸に、最後まで戦い抜いていきます。

 この聖地で思う存分プレーできることに感謝を忘れず、僕たちのプレーが多くの人々に、希望と、勇気と、感動を、与えられることを願って、全力でプレーすることを誓います」。