全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は6日、新たに新体操、アーチェリー、カヌーが始まり、福岡、長崎、大分の3県で8競技が行われた。登山は成績発表があった。新体操男子個人で初V 高田2年 山本響士朗主将 「練習の成果をそのまま出すこ…

 全国高校総体(インターハイ=読売新聞社共催)は6日、新たに新体操、アーチェリー、カヌーが始まり、福岡、長崎、大分の3県で8競技が行われた。登山は成績発表があった。

新体操男子個人で初V 高田2年 山本響士朗主将

 「練習の成果をそのまま出すことができた」。いつも通り「ノーミス」を徹底する意識で臨んだ新体操男子個人では、リングとロープで会心の演技を披露し、初優勝を飾った。

 四日市市出身。6歳の頃、母親の知人から勧められ、地元のクラブで体操を始め、全日本ジュニアなどに出場した。クラブの先輩で、2021、22年の新体操・全日本選手権男子個人を連覇するなどした堀孝輔さん(25)が指導し、練習環境も整った高田に進学した。

 昨年も出場した個人では、自分の中では完璧な出来だったものの3位に終わり、高校総体の厳しさを思い知った。以来、現状に満足しないよう大学生にも勝つ意識で、筋力の強化や技の難易度、精度のアップなどに取り組んできた。

 努力の結果につかんだ栄冠。「今後は全日本選手権でメダルを取りたい。高校生には難しいかもしれないが、成し遂げたい」と、さらなる高みを目指す。