卓球女子団体の準々決勝で日本がタイに3―0で勝ち、4強入りした。左手首を負傷している早田ひなの出場はダブルスの2試合のみ。残る2人のバックアップが光る。 3人ずつが出場する団体戦はダブルスで始まり、シングルス4試合が続く3試合先取制。ダブ…

 卓球女子団体の準々決勝で日本がタイに3―0で勝ち、4強入りした。左手首を負傷している早田ひなの出場はダブルスの2試合のみ。残る2人のバックアップが光る。

 3人ずつが出場する団体戦はダブルスで始まり、シングルス4試合が続く3試合先取制。ダブルスは五輪前まで平野美宇、張本美和ペアだったが、相性も考慮して急きょ早田と平野に変えた。

 これが結果的に早田の「温存」につながる。第2試合の張本美、第3試合を平野がすべて勝利。痛みがとれるまで2~3週間と診断された早田の出番を抑えられている。

 「元々、私はどれぐらい出るかなと思っていた」という平野は、早田のけがで、「しっかりやるしかないという覚悟が決まった」。初戦、準々決勝で2試合ずつを奪う奮闘ぶりだ。(鈴木健輔)