パリ・オリンピック(五輪)第12日の6日、レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎(28)=ミキハウス=が金メダルを獲得した。2021年東京五輪の銀メダルに続き、2大会連続で表彰台に上がった。日本男子グレコ勢の金メダルは…

 パリ・オリンピック(五輪)第12日の6日、レスリング男子グレコローマンスタイル60キロ級の文田健一郎(28)=ミキハウス=が金メダルを獲得した。2021年東京五輪の銀メダルに続き、2大会連続で表彰台に上がった。日本男子グレコ勢の金メダルは1984年ロサンゼルス五輪で宮原厚次が獲得して以来40年ぶり。

 山梨県出身。小学生の頃、指導者である父・敏郎さんの下で遊びの延長としてレスリングを始めた。早くから頭角を現し、全国中学生選手権を制覇。柔軟性を生かした豪快な反り投げが持ち味。猫好きなことから「にゃんこレスラー」の愛称を持つ。

 17年世界選手権では日本グレコ勢34年ぶりの優勝を果たし、19年大会でも金メダル。東京五輪は優勝候補の筆頭に挙げられていたが、反り投げの徹底マークにあい、決勝で敗れた。22年世界選手権銅メダル、23年世界選手権銀メダル。