第106回全国高校野球選手権大会で、香川代表の英明は大会初日の7日、第2試合（午後4時開始予定）で健大高崎（群馬）と対戦する。今春の選抜大会を制した強豪校だ。初戦を前に英明の香川純平監督（38）と、健大高崎の青柳博文監督（52）に対談して…
第106回全国高校野球選手権大会で、香川代表の英明は大会初日の7日、第2試合（午後4時開始予定）で健大高崎（群馬）と対戦する。今春の選抜大会を制した強豪校だ。初戦を前に英明の香川純平監督（38）と、健大高崎の青柳博文監督（52）に対談してもらった。
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――相手チームの印象は
青柳監督 昨夏の甲子園や一昨年秋の明治神宮大会を見ていて、どんな状況でも粘り強い印象。いろんな作戦も駆使してくる、素晴らしいチームだ。
香川監督 （主将で4番打者の）箱山君を中心にどっしりと落ち着いた印象。リードされても落ち着きのある、春日本一になられた経験豊富なチーム。
――警戒する選手は
青柳 エースの清家君。変化球も多彩。打てるのかなという印象。あとは百々君。上位のバッターは力があるのでその前にランナーを出さないようにしたい。
香川 上位のバッターに一発長打がある。特に4番。ホームランもある。大きいのを打たれないように注意したい。
――自チームの強みは
青柳 今年はいろんな大会に出させてもらって経験値がある。最終的に負けづらいチームになった。
香川 背伸びせずに身の丈にあった、地に足をつけた戦いができたことが強みになっている。
――チーム状態は
青柳 絶対的エースの佐藤がケガで（離脱し）戦力的には厳しいが、それを補おうと投手陣が奮起している。野手もけがなくやっており、チーム状態はいい。
香川 いつも通りだ。組み合わせが決まってから、試合日が早いので、緊張感が出ている。
――理想の試合展開は
青柳 点はとられると思う。5点ぐらいの勝負の中で、接戦でも勝ちきりたい。
香川 どんな展開でも1点上回っていればいい。なんとか背中を追っていきたい。
――カギとなる選手は
青柳 箱山が中心。箱山の野球によってはリードもよくなる。あとは投手陣。佐藤が抜けた穴をどうやってみんなで埋めるかが鍵。
香川 バッテリーの2人。きちんと丁寧に投げてくれることを願っている。
――勝敗のポイントは
青柳 無駄な四球とかエラーを最小限にすること。連発すると負けるのでミスをできる限り少なくしたい。
香川 選手が甲子園で硬くならずに躍動できるかが鍵。
――意気込みを
青柳 甲子園に出るチームはどこも強い。粘り強く、一戦必勝でやる。
香川 うちらしく、地に足をつけた野球ができれば。
――開会式から試合開始まで時間が空く。どう過ごすか
青柳 1回ホテルに帰って身体を休める。
香川 開会式で1回緊張して、ずっと緊張しっぱなしだと持たない。1回宿舎でリラックスさせる。（和田翔太）
