阪神・前川右京外野手(21)と渡辺諒内野手(29)のオリジナルヒッティングマーチが完成した。阪神私設応援団で運営されるヒッティングマーチ委員会が5日、発表した。9日の広島戦(京セラ)がお披露目の場となる。プロ3年目の前川は今季、80試合に…

 阪神・前川右京外野手(21)と渡辺諒内野手(29)のオリジナルヒッティングマーチが完成した。阪神私設応援団で運営されるヒッティングマーチ委員会が5日、発表した。9日の広島戦(京セラ)がお披露目の場となる。プロ3年目の前川は今季、80試合に出場し打率・275、2本塁打、31打点。日本ハムから移籍2年目の渡辺は42試合で打率・258、1本塁打、7打点の成績を残している。“戦闘曲”の後押しを受け、さらなる活躍を誓った。

 たくさんの虎党が待つ超満員の本拠地に、前川の応援歌が響く。3年目にしてついに完成した。

 「勝利を導く 気迫の一撃 今この瞬間(とき) 振り抜け右京」

 力強い言葉が並ぶ中でも前川は印象的な歌詞を「一撃」と話し、「できてほしいなと思ってたので、本当にうれしかったです」と喜んだ。

 1年目の22年は負傷などで戦列を度々離れ、1軍デビューとはならず。23年は5月30日・西武戦に昇格即スタメン起用され、33試合に出場して打率・255、7打点の活躍で18年ぶりの優勝に貢献した。プロ3年目の今季はここまで80試合に出場し、打率・275、2本塁打、31打点。5月31日のロッテ戦ではプロ1号、6月16日のソフトバンク戦ではプロ初の満塁本塁打で勝利に導くなど開幕1軍から一度も降格することなくチームの大きな戦力となっている。

 応援歌は9日の広島戦(京セラ)でお披露目される。球場で応援歌が流れることが楽しみな半面、「これからもちゃんと結果を残せるように。まずはそこかなと思います」。より一層気が引き締まる思いだ。チームは99試合を終え現在3位。後半戦は8連勝スタートと打線は好調だ。前川の8月の成績も14打数4安打の打率・286と安定した数字を残している。曲に合わせた気迫の一撃で、さらに波に乗っていく。