巨人の阿部慎之助監督(45)が、阪神3連戦でのリベンジを誓う。6日からは勝負の9連戦。最終カードに伝統の一戦が控える。前回対戦は悪夢の3連敗で首位陥落。「一つも落とせないつもりで」と、6連勝で昨季王者との再戦を狙う。まずは広島との首位攻防…

 巨人の阿部慎之助監督(45)が、阪神3連戦でのリベンジを誓う。6日からは勝負の9連戦。最終カードに伝統の一戦が控える。前回対戦は悪夢の3連敗で首位陥落。「一つも落とせないつもりで」と、6連勝で昨季王者との再戦を狙う。まずは広島との首位攻防戦。必勝で連勝街道を走る。

 「とにかくいいゲームをする。隙を見せない。そこだけをテーマにして、やっていきたいと思います」。勝負の9連戦を前に強い覚悟を言葉にした。6連勝中の首位・広島とは1ゲーム差。3位の阪神とは0・5差と、セ・リーグは歴史的な混戦が続く。先陣を切る山崎伊も理解している。

 「負けられない。前回(阪神戦)は僕が5回で降りてしまった流れから、三つ相手に勢いを付けてしまった。最初に投げる投手が大事。僕からつなげられる投球がしたい」

 アドバンテージもある。阿部監督は「ウチは全部、ドームでできる」と強調。広島、阪神との6試合は本拠地開催となり、酷暑での長期連戦でメリットは計り知れない。広島3連戦は山崎伊、グリフィン、戸郷が先発予定で、阪神3連戦には中5日で3人がリベンジに挑む。甲子園での借りは東京ドームで返すだけだ。